イレブンにまつわる内緒話しです。

この話しは店長に怒られたらすぐ消します。

実はイレブンのラーメン、それなりの代償を払えば初代のオーナーから学ぶことが出来ました。

それなりの数の人が学んだそうです。

でも同じ味を出せなかったのでやめてしまう人が多かったと聞きました。

初代の味を出せる所は少ないと思います。初代が使っていた麺は酒井製麺の太麺ですが、これに負けないスープでなければなりません。そのスープが難しいそうです。

他の暖簾分けしたお店では他の麺を使う事があるそうですが、初代が使っていた麺をやはり使って欲しい、それがイレブンラーメンファンだと思います。イレブンラーメンよりこってりとした味ならもっと太くても麺に負けないと思いますが、ご存知の通りイレブンのラーメンはあっさりではありませんがどちらかと言うとこってりでもありません。

十数年前に初めて開店する前、店長は毎日毎日スープ作りをしてました。

あーでもないこーでもない、といつも頭を悩ませていました。

確認のために、何回もオヤジさん（初代）のところに行ってラーメンを食べます。

でも教わったとおりにやっても同じ味が出ません。（多分お弟子さんだった人ならよくわかると思います）

最初に開店するまで数年も掛けて研究しました。（それだけあの味を出すのは難しいことだったんです）

本店にも出入りしているある業者はうちの店長にこう言いました。

「田中さんだけだね、成功してるのは」

お世辞だったのかもしれません。でも当時本店と同じように昼時はかならず行列ができていました。

ある時、店長は私に言いました「オヤジさんが教えなかった事がひとつある。それがやっと分かった」

それが最初の開店1年前でした。私が何回も「それはどんな事だったんですか？」としつこく聞いても教えてくれなかったイレブンラーメンの秘訣、それが美味しさの秘訣でもあったんですね・・・。

今、店長は誰が作っても全く同じが出る技術の開発もしています。

品川の本店に通ってた方ならよく知っていると思いますが、本店の味は朝と昼過ぎでは味の濃さが全く違います。いろんな味を楽しめて良いという方も多かったと思いますが、店長は十数年の空白の期間に均一化する技術を打ち立てました。

あと化学調味料をなるべく使わないであの味を出しています。化学調味料を使えばもっと簡単なんですが、実はそこには「愛」があります。

その内緒話しは店長もだれもこのブログを見ていない時間帯にこっそりと時間を限定して書くかもしれません（笑）